《ご挨拶》

 「ことば屋」代表の柄沢恵子です。

私たちは、「伝えたい言葉」が《分かりやすく伝わるテクニック》を広めようと集まったアナウンサーユニットです。

 

 2017年初夏、「アナウンサーになる!」という夢を抱いて《東京アナウンスアカデミー》で共に学んだ、かつての同志が、20年ぶりに集結しました。新しい時代に羽ばたいてく子どもたちの未来のために、自分たちのスキルを用いて出来ることは…?と真剣に語り合いました。そして、「正しい日本語の発音、発声、表現力豊かな話し方」を伝え、輝く声の輪を広げていこうと意気投合したのです。

 その日から、試行錯誤を繰り返しながら、発声教育を進めています。国立、公立、私立の小中学校などと提携し、活動の幅を広げていくうちに、《人こそが財産》と痛感する場面に何度も遭遇し、《人を動かす力がある組織》に共感を覚えるようになりました。

 

 2017年12月7日、《有限責任事業組合(LLP=Limited Liability Partnership)ことば屋》を立ち上げ、業務の拡大に伴い、2023年3月22日、《合同会社(LLC=Limited Liability Company)ことば屋》を設立しました。

 

 小中学生を中心に、高校生、大学生、社会人の皆さんを対象に、話し方をはじめ、コミュニケーションの技術をお伝えしています。人前で話すことに苦手意識を感じ、「はじめまして」の挨拶や自己紹介もままならない状態の子どもたちも、話し方の指導を受け、コツを掴んでいくことで、表情が変わってきます。「おはよう!」や「ありがとう!」の明るく美しく前向きな言葉も、ボソボソと小さな声で呟いていては、気持ちが伝わりません。話し方は筋トレと同じです。鍛えれば鍛えるほど力が付いていきます。表現力のパワーアップこそが、次の扉を開く、勇気と自信に繋がります。その勇気と自信こそが、更なる階段を上る《追い風》になっていくのです。

 

 大学の入試制度が大きく変わり、従来の詰め込み式で知識を問う問題から、自分の想いや考えをどう表現するかが問われています。…とはいえ、日本の子どもたちは、教えられた知識を暗記する教育は受けているものの、学んだ知識を自分の言葉としてアウトプットする機会が十分とはいえません。AIの普及により、20年後の日本では49%もの職業がAIに代替え可能となっていくと予想されています。唯一残されていくのは、豊富な「アイデア=創造力」と、「発信力」、「傾聴力」、「説得力」を備え、自らの手で未来を切り拓いていくことのできる《人材》です。

 

 変わりゆく未来へ向かって、私たち、日本語のプロフェッショナル=アナウンサーができること……、

それは、「豊かな表現力」・「高い創造力」・「的確なコミュニケーション能力」を育てていくことだと確信しています。

 グローバル化が進む中、日本の未来を担っていく子どもたちに、世界中の人たちと胸を張って堂々と議論できるような自信に満ち溢れた人材に育ってほしい………、その願いを胸に、「言葉の力」を育み、正しいテクニックを伝え、新しい扉を開き続けていきます。

 

 また、「ことば屋🍀アナウンサーズ」は、コミュニケーション検定上級の資格を有し、認定講師を務めています。児童・生徒の皆さんのみならず、社会人向け講座にも力を注ぎ、活動の幅を広げてきました。アナウンス講座・コミュニケーション講座、朗読ライブなどを通じて、発声テクニックの輪を紡いでいるところです。

 

 《経験、スキル、そして…情熱》。三本の柱を兼ね備えた「ことば屋🍀アナウンサーズ」が、自身の歩んできた道から生み出したメソッドを駆使し、国際化・多様化する未来を生き抜く「分かりやすく伝わる力」を育てます。

 

 「言葉の力」を信じ、一歩一歩、進み続けている《アナウンサーユニット🍀ことば屋》をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

合同会社(LLC=Limited Liability Company)ことば屋

 代表執行役員

 柄沢恵子